書評『超一流の二流をめざせ!』長倉顕太 著
<引用>
私たちは、悲しいかな言葉に支配されている。ならば、そろそろ言葉との向き合い方を見つめていかなければ、この世界を変えることはできない。だから、私は「言葉を支配する側に回れ」と言いたい。
他人の人生を奪うために言葉を支配する必要はない。ただ、言葉を支配する側に回らなければ「自分の人生」を生きることはできない。言葉こそ真の自分をつくるための「最強の武器」だといえるだろう。
その武器を使えるようになるためには、「書く」という作業が一番効果的だ。どんどん「書く」訓練をして、「書く」習慣を身につけることが重要になってくる。
自分の人生を生きるという以外にも、「書く」ことにはたくさんのメリットがある。私が考えるメリットは、次の3つだ。①「自己確認」ができる ②「見える世界」が変わってくる ③「同志」が生まれる
「書く」こと、すなわち「情報発信」することによって、新たな出会いが生まれる。
「書く」ことによって、自分のことを理解してくれる人に囲まれるようになっていくのだ。
このように「言葉」によってつくられているのが、私たちが見ている世界。つまり、「言葉を変えれば〝見える世界〟も変わる」ということ。このことを意識して生きるだけでも、人生は大きく変わる。ぜひ、「書く」ということを習慣化して、自分で「自分の人生」に色をつけていただきたい。
<書評>
私たちが何かを考える時、映像や音ではなく言葉を使って考えています。書くことによって思考が深まります。逆に言うと、何も書かずに思考を整理したりまとめることは難しいと思います。
書くことの効用の一つ目は、自分で問いをたてる→自分なりの答えを出す、のサイクルを回していく中で自分に対する認識や理解が深まる、すなわち「自己確認」ができるということです。
次に、私たちが何かを書こうとする時、当然文章にしたいと思う何かのテーマ(ネタ)を見つける必要があります。レストランであれば食材の仕入れにあたる部分です。「これは人に伝えたい!」つまり、「おいしい!」とお客様に思ってもらえる料理を出したい、と思ったらネタの仕入れにも気を配らないといけません。
その食材の産地や鮮度や育てた人の考え方など、いろいろな背景に関する情報を収集して、仕入れの可否(ネタとして使う、使わない)の判断をするバイヤーとしての「目利き力」が必要です。
その過程で、さまざまな産地の多種多様な食材に接することになりますから、当然「自分の世界も徐々に広がっていく」ことになります。
そして私達が何かを書く時、自分だけが読む日記のようなものでなければ、基本的に、誰かに読んでもらうための「情報発信」と考えてよいでしょう。
そうすると、その書いた文章を通して、自分の考え方やどういったことに関心があるのか、といったことを伝えることにもなります。
そして自身が書いた文章や考え方に、「偶然」誰かが接してくれた時、どこかしら惹かれるものを感じ取ってくれたとしたら、またいつか読んでくれることがあるかもしれません。
その一方で、全く相容れない考え方であると感じたら、自身が書いた文章をそれ以降あまり読んではくれなくなるでしょう。
これは逆に言うと、「フィルタ」がかかる、ということでもあります。
ブログの場合は、自分の文章に共感を感じてくれた人、あるいは何かしらの気づきを得てくれた人だけがフィルタリングされて定期的に読み続けてくれることになります。
これによって、普段のリアルの生活では繋がらない人にも自分の「同士」が生まれる。
これだけのメリットがあるのなら、私にとっては最早「書かない」という選択肢はありません。
私は本を読んで、そこから学んだことをアウトプット、行動に落とし込んでいくことで自分の世界を拡張していきたいと考えています。見える世界を今よりも広く、大きく、変えていきたいのです。
そのためにこのブログを今後も活用していきたいと思います。
今日で、読書日記のブログを始めて(正確には再開して)一カ月になりました。
まず、ここまで続けられて良かった。次は3カ月継続目指して頑張ります。
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