書評『読書はアウトプットが99%』藤井孝一 著

生産性, アウトプット, 書評

<引用>

・読書は読む(インプットする)だけでなく
 アウトプットすることで自分の血肉となる。

☆アウトプットの方法は、3つ
 ①人に話すこと
 ②書くこと
 ③行動すること

☆これらのアウトプットを継続して繰り返すこと

☆アウトプットのメリット

・情報を「能動的に」取り入れられるようになる。
・自分なりの思考法やアイデアを形作れる。

☆記憶力とは「覚える力」ではなく、「思い出す力」

 繰り返し話すことで初めて記憶に定着する。

・この本を「何に役立てるのか」というアウトプットを意識しないとアイデアを得ることはできない。

☆ビジネスの原点は、「誰かの役に立ち感謝されること」

・人の役に立つため、アウトプットで出し惜しみはしない。

・読書で世の中を「パターン認識」する力と、「俯瞰」する力が身に付く。

・要約力の習得法

 「この項目、章、本は何を言いたいのか」を考え要点を集約する。

☆本に書いてあることを実践して、その事例を自分の中にたくさん持てば、専門家に近づける。なぜなら、専門家とは知識を持っている人ではなく、「アウトプットできる人」のことだから。

☆ひとつのジャンルを何冊も読み情報を肉付け

 →多ければ多いほど、相手に合わせた情報提供が可能になる。

☆「本からの学び」+「自分の感想」+「経験談」+「実践した結果」=「自分の付加価値」

・アウトプットするかしないかの差が成功を分ける最大要因

☆アウトプットの基本

 本の感想だけでなく、何を学び、どう活かしていくかの意見を加える。

・自分の言葉に置き換える、意訳することもアウトプット

・簡単なアウトプットとしてアマゾンのレビューを書くことから始めてみる。

・「評価経済」・・・サービス業などにおいて、直接的な対価でなく、間接的な対価によってお金が回る経済のこと

今後はますます「評価」の重要性が高くなる。

例えば「口コミ」は様々な商品・サービス
の消費を左右する力を持っている。          

 
・いい評価を下せる=自分に付加価値をつけることにもつながる。          

☆書評を書くコツ3つ

①「何が書いてあったか」
②「そこから何を学んだか」
③「それをどう活かすか」


この3つを柱にしてまとめる。「要約+コメント」のスタイル

☆書評メルマガを書くコツ4つ

①最初に本の要約(700~800字)
②次に著者の人物紹介
③本が生まれた背景&気づき
④どんな人にお勧めできるか


全体で1500字を目安にする

・文章が上手な人のパターンの真似をすると手っ取り早くスキルが身に付く。

・究極のアウトプット

 →本を読み著者に直接会って感想を伝えること

本に連絡先のメールアドレスを載せている場合は、
具体的にどこがどう面白かったのか、1点だけでもメールで伝える。

・「実行」は最強のアウトプット

 本に出てきたノウハウの10%でも実行できたら、上出来

☆本は読むだけで終わらせるのではなく、「使う」もの
 実行しないのなら本を買う意味がない。

・本に書いてあることがすべて正しいとは限らない。

・答えがないものに対して、自分なりの答えを出していかなければならない

☆情報は受け取るものではなく、「取りに行く」もの

 そのためには本を受動的にではなく、「能動的に」読む。

☆例え受け売りでも「3回実践」すれば、自分の言葉になることもある。

<書評>

元々読書は好きなので、年に100冊くらいは読んでいました。
しかし昨年末、ある人から、

「何百冊の本を読んだとしてもその内容を覚えていない、
実践できないのでは全く意味がない。」

という指摘を受け、はっとしました。

確かに、本にいっぱいマーカーで線を引いても、付箋をペタペタ貼っても、読んだそばからその内容を忘れていってしまっているのです。

そこで書店で手に取ったのがこの本です。

テレビやネットサーフィンでは断片的で表面的な情報しか得られません。

深く考える力を身につけ、一見、関係のないように見える事象を結びつける視点を得るために、今年からはアウトプットを重視した読書を心掛けていこうと思います。

ブログを始めてみるのもアウトプットの練習(②書くこと)の一環です。

特に自分の付加価値をつけていくためのこれから1~2か月の自分の取り組みとして、

・ジャンル集中型の読書

を行います。

そうして得た学びを自分の過去に照らし合わせた「経験談」、さらに「実践結果」をまとめ、

・学びの実践事例を「話す」ことによりアウトプットする

ことを目標としたいと考えています。

「書く」というアウトプットによって、読んだ内容を思考として整理することができるように思います。

要約や抜き書きの時に、再読することによって自分にとって大切だと思われるポイントを拾い出し抽出していきます。

拾い出したエッセンスは何度も読み返してインプットを繰り返し、同時に「書く」ことによるアウトプットを継続していくと、それが当たり前の状態となる(=「習慣化」)されていきます。

目指すべきはこの状態なので、

・アマゾンレビューを書いてみる

・ブログに書く

・著者に感想を送る

このあたりを始めてみようと思います。

1冊の本を読むだけでも、たくさん良い言葉、はっとさせられる気づきに「遭遇」して、心が揺さぶられることがあります。

しかし、これまで「行動を起こす」ことが、まともに伴っていなかったように思います。

読んだ本に書いてあったことの中で、「これをやってみよう」と思ったことをただ1つだけでも実行・継続することができれば、
それだけでその読書にかけた時間・労力・お金の何十倍もの見返りを得ることができるはずです。

ということで、これからの読書では、

①人に話す(家族や友人)

②書く(ブログ、アマゾンレビュー、著者への感想送信)

③実行する

これを愚直に、地道に、繰り返し、繰り返し、繰り返していこうと思います。

 

1年くらい続けたら、見える風景も変わってくることを期待して。

 

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Posted by akaneko