書評『一生忘れない読書』 -100分で3回読んで血肉にする超読書法- ジョン・キム 著
読書の目的は、「視点の転換」にこそある。そもそも普遍的な真実は本には書かれていない。現実は二次元の絵画ではなく、三次元の彫刻なのである。見る人によって、見る角度によって、見え方が異なってくる。ある人にとっての真実も、他の人にと ...
書評『企業の研究者をめざす皆さんへ』② 丸山宏 著
技術者としてキャリア・アップするには、もちろん技術的に強いことは大切なのだが、それ以上に大切なのが、あなたの価値を周りの技術者に認めてもらうことなのだ。
上司に認められるだけでは少
書評『企業の研究者をめざす皆さんへ』① 丸山宏 著
企業に限る話ではないだろうが、特に企業の研究所にとっては、その成果が世の中にインパクトを与えるべきである。インパクトのある研究、それを私は”Research That Matter
書評『21世紀を読み解く 竹田教授の哲学講義21講』竹田青嗣 著
竹田
哲学は、東西を問わず、宗教にずっと遅れてだいたい紀元前5世紀前後に登場するけど、その出発点を見ると哲学が独自の思考方法のルールをもっていたことが分かる。そしてこれを整理すると
書評『第二次大戦回顧録 抄』ウィンストン・チャーチル 著
勝利を占めたアメリカ軍の司令官たちは、まだ別の危険に面していた。強力な戦艦隊を持つ山本元帥は、まだミッドウェーを攻撃するかもしれなかった。アメリカの空軍力は大いに弱まり、もし山本元帥が前進をつ
書評『わかりやすさの罠』池上彰 著
ここまで、多くの人が情報収集手段として使っているネットと比較しながら、「新聞」「本」「書店」の活用法について説明してきました。この三つは、私にとって、「知る力」を鍛えるための最も有効な三大情報
書評 『読まずにすませる読書術』鎌田浩毅 著
ここでビジネス書の背景と構造について考えてみます。ビジネス書や自己啓発書の根底にある思想は、「未来はコントロールできる」という考え方です。
ビジネス書の多くは、最初に自分の理想を目
書評『理系という生き方 東工大講義 生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか』 最相葉月 著
猿橋は自著『猿橋勝子 女性として科学者として』で、「科学の研究はよほど天才でない限り、コツコツとたゆまぬ努力をしつづけなければならない。したがって、誠実さ、勤勉さは科学者になるための必要な条件である。」と述べています。 ...
書評『かばんはハンカチの上に置きなさい トップ営業がやっている小さなルール』川田修 著
当時、リクルートからプルデンシャル生命への転職が決まっていた頃のこと。これまでは一定の収入を常に約束されていたサラリーマンという立場から、フルコミッションの、いわゆる個人事業主的な職業の世界に
書評『学力の経済学』中室牧子 著
人生の成功のためにとくに重要な非認知能力をご紹介しましょう 。
ここで私が「重要」と定義する非認知能力とは、①学歴・年収・雇用などの面で、子どもの人生の成功に長期にわたる因果効果を